学生の一人暮らしの多くは、親や親戚から仕送りをもらっています。しかし、家庭の事情でお金を受け取らずに生活している人もいるでしょう。実際、仕送りがないと本当に生活できないのでしょうか?
今回は、不動産の相談窓口を担当している私からお送りします。
結論から言うと、学生で仕送りがなくても、一人暮らしは可能です。
都内で6万円以下で一人暮らしをしたい学生向け【部屋まる。】とは
一人暮らしとなると、それなりにお金がかかります。まず、学生として一人暮らしをする際の初期費用について詳しく説明します。
初期費用がいくらかかるのか、一人暮らしの心構えを知りたい方はぜひご覧ください。
賃貸物件
賃貸には家賃以外にも契約料がかかります。契約料は初期費用の大きな部分を占めるので、具体的にどのようなものかを理解しておくことが大切です。
一般に、以下の項目は契約費用となります。
- 賃料(当月分) 契約日に日割りで計算。
- 家賃(翌月分) 翌月分の家賃1ヶ月分
- 保証金(セキュリティー) 家賃の0〜2ヶ月分
- 仲介手数料 賃料の0.5~1ヶ月分+消費税
- 火災保険料 約10,000円~20,000円
- 保証会社手数料 家賃の0.5〜1ヶ月分
- 鍵交換費用 約10,000円~20,000円
物件の賃貸契約を結ぶ際の初期費用の目安は、家賃の5〜6ヶ月分程度です。
契約費用をできるだけ抑えるには、敷金・保証金が不要な物件やフリーレントの物件を探すのも一つの方法です。
初期費用の予算が決まっている場合は、事前に不動産会社にその旨を伝えて、物件を探してもらうとよいでしょう。
また、契約時にかかる費用の見積もりを不動産会社に依頼し、契約前に確認することも重要です。
引越し費用
賃貸契約が成立したら、いよいよ引越しの準備です。初めて引越しをする単身者の場合、引越し費用の相場は3万円〜8万円程度です。
時期や移動距離、荷物の量によって大きく異なるので注意が必要です。
また、2月から4月にかけてのハイシーズンは、新学期に合わせて引っ越す学生が多いため、通常よりも割高になります。
ハイシーズンには、引っ越し業者の所在地にもよりますが、日取りや時間の差で数万円の差が出ることも珍しくありません。
家具・家電
一人暮らしの場合、新生活に必要な家具や家電が必要になります。新品の家具や家電は数十万円することもあります。
費用を最小限に抑えたい場合は、家具・家電付きの家を探す、レンタルサービスを利用する、中古品を探すなどの方法を検討してみてください。
生活費
次に、毎月の生活費を確認します。大学生の一人暮らしの生活費の一般的な内訳を紹介します。
- 食料費 20,000円
- 住居費(家賃) 55,000円
- 光熱費(電気・水道・ガス) 6,000円
- レジャー・娯楽(趣味、娯楽等) 15,000円
- その他の日常生活費(生活必需品、通信費等) 10,000 円
ただし、これらの金額はあくまで「平均的な数値」です。上手に節約して、学校の制度を利用すれば、まだまだ出費を抑えることができます。
仕送りなしで一人暮らしをする方法
それでは仕送りをせずに一人暮らしをする方法について解説していきます。
仕送りなしで一人暮らしをするためには、バイトをし、生活費を節約し、家賃を最大限に抑えることが大切です。
バイト
生活費を節約するために、アルバイトの制度を利用するのも一つの方法です。
例えば、レストランでは「まかない」があり、レストランメニューの食事を割引や値引き価格でとることができます。アルバイトの一環として食費を減らしましょう。
また、徒歩や自転車で行ける範囲の交通費にはお金をかけないようにすることも節約のポイントです。
交通費支給の内容はアルバイト先によって異なるので、確認しておくとよいでしょう。
また、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して、短期バイトで効率よくお金を稼ぐという方法もあります。
ホテルや旅館、観光地周辺の施設に住み込みで働くリゾートバイトがあります。学校生活に必要な時間を効果的に両立させる方法を考えてみましょう。
固定費を節約
生活費を効率的に節約するためには、固定費が最も重視される要素です。電話代や公共料金の契約内容を見直すことで、大幅な節約につながることもあります。
例えば、格安のスマートフォンやSIMカードへの乗り換え、スマートフォンの料金プランの見直し、電力会社やガス会社の料金プランの見直しなどが挙げられます。
この機会に、スマートフォンの料金プランを確認してみてはいかがでしょうか。
自炊の割合を増やす
毎月の食費を節約する方法として、自炊をすることが挙げられます。数日前から献立を考え、お店でまとめ買いをすれば、食材を無駄にすることなく節約になります。
また、食堂のある学校では、外食よりも安いメニューが提供されることもあります。学校やアルバイト先の食堂を利用して、食費を節約しましょう。
学生割引を利用する
レジャー施設や交通機関、スマートフォンの料金に学割が適用され、通常より安くサービスを利用することができます。
また、パソコンや動画配信サービスの購入などの契約にも学割が適用されます。普段利用しているサービスや買い物に、学割が適用されるかどうかを確認することもよいでしょう。
キャッシュレス決済を利用する
買い物を現金に代えて使うことで、ポイントの恩恵を受けられます。例えば、スマートフォン1台でできるQRコード決済は、スマートフォンのアプリから登録するだけなので、始めるのに時間がかかりません。
その他、銀行口座から直接支払えるデビットカードや、学生向けの特典があるクレジットカードもあります。
ライフスタイルに合わせた支払い方法を選んで、お得に利用しましょう。
家賃の安い物件を借りる
当記事のメイン部分です。家賃は生活費の大きな部分を占めています。
入居後の家賃の減額は難しいため、部屋探しの際には、自分にとって手頃な価格の物件や不動産屋を探す必要があります。
家賃6万円以下の賃貸専門店【部屋まる。】
学生や単身者向けに、格安賃貸専門の不動産屋もあります。
1.低価格帯の物件数が最も多い
都内で最多のローコスト物件を管理し、6万円以下の物件に特化していることを武器に、ローコスト賃貸を管理する家主などとのネットワークを拡大しています。
2.パーソナルなサービス
現在では、不動産屋に行かなくても、オンラインで部屋を選び、借りることができるのです。
しかし、その分、部屋選びの失敗が増えたと感じている人も多いようです。経験豊富なコンサルタントのサポートで、後悔のないお部屋選びができます。
3.安心のサポート
入居後も手厚いサポートを行っています。最適なライフラインの選択、入居後の緊急トラブル時のサポートなど、通常であれば有償となるサービスを提供しています。
下記リンクから登録して、希望する部屋を担当者に伝えましょう。最適な物件が見つかるまで、根気よくフォローしてくれます。
4.プロのスタッフと見学
見学当日は、スタッフと一緒に物件を選びます。首都圏の物件数は平均で約60万件、多いときには100万件もの中から選ぶことができます。
経験豊富なスタッフが、要望を確認しながら、丁寧に絞り込んでいきます。
家賃を下げるにはどうしたらいい
家賃はできるだけ抑えたいけど、メリット・デメリットは何だろうか?これらは物件選びの参考として、お気軽にご利用ください。
各駅停車しか停まらない駅、急行が停まる駅
各駅しか停まらない駅を選べば、確実に家賃は安くなります。路線によっては、1万円前後の節約になります。
「大学まで15分以内がいい」「〇〇線沿線がいい」など、こだわりがある場合は、各駅停車の駅を選ぶと家賃がお得になりますよ。
各駅にしか停まらない駅を選ぶデメリットは、移動時間が長くなる可能性があるあります(路線内での乗り換え、乗り継ぎ駅での待ち時間など)
木製か非木製か。
建物の構造や種類によっては、賃料が安くなることもあります。家賃を安くするためには、「木造」の建物を選びましょう。
木造の建物は古い物件が多いのですが、主要な鉄道駅に近い場合はこの選択が効果的である傾向があります。
木造建築のデメリットは、遮音性、耐久性、耐震性、耐火性に問題があります。
木造住宅の多くは2階建てのアパートであるため、玄関などの共用部分がなく(外階段で玄関に直接アクセス)、犯罪やセキュリティが心配されます。
築年数の古い物件と新しい物件
初めての一人暮らしはなるべく新しい建物に住みたいものです。しかし一般的に「新しい」建物は、築5年までと認識されています。
賃貸物件が多ければ「余剰」となり、新築であっても賃料はそれほど高くはなりません。逆に、人気のある場所や、まだ物件が不足している地域では、建物が古くても賃料があまり下がらない傾向があります。
同様に、築30年以上の建物であれば、内部のレイアウトも古くなりますが、近年は内部のリノベーションやリフォームで新しく生まれ変わることが多いようです。
しかし、建物自体の老朽化が進むと、その性能も低下してしまいます。そのため、冷暖房の効率が悪いなど、住んだ後に起こりうる事態にも注意が必要です。
古い建物を選ぶメリットは、人気のあるエリアに住みたいなら家賃を下げられるかもしれません。
古い建物を選ぶデメリットは、建物の耐久性に不安があるかもしれません。場合によっては、光熱費など他の費用が減額された家賃より高くなることもあります。
3室タイプ(バス・トイレ・洗面台が一緒)
バス・トイレ別で探していても、賃貸を絞り込んでいくと、全室が「3ルームユニット」(バス・トイレ・洗面台が一緒)であることが多いです。
ただし、この点に関して特別な希望がない場合は、賃料を減額できます。
水回り(バス・トイレ・洗面台・キッチン)は、部屋の中で意外と大きなスペース(面積)を占めているので、これらを別々にした場合と一緒にした場合とでは、完成した部屋の専有面積に大きな違いがあります。
3点ユニットを選ぶデメリットは、ウォシュレットがないことが多いです。入浴後にトイレを使用すると、やはり中に熱がこもります。
ミニキッチン
ミニキッチンタイプは、都心の好立地物件に多く見られます。キッチンにあまりこだわりがない場合は、ミニキッチン付きの物件を選ぶと家賃を抑えることができます。
ミニキッチンは、調理器具(多くはIHか電気)が1つ、小さなシンク(鍋やフライパンを洗うためのもの)があり、作業スペースはありません。
あまり料理をしないタイプの人なら問題ないのですが、自炊派はいろいろとコツが必要です。自炊をしないのであれば、格安の宅食の利用もおすすめです。
エアコンなしとエアコンあり
エアコンのない物件とエアコンのある物件については、両者の賃料に大きな差はないことがほとんどです。
物件の初期費用を抑えることができるため、エアコンはありの物件を選びましょう。
残念ながら、エアコンが設置されていないからと言って、必ずしも家賃が安いとは限りません。
まとめ
当記事では、都内で格安で一人暮らしをする方法についてまとめました。
これらの条件を自分で探すのは困難なため、格安物件に強い不動産屋に問い合わせることが良いでしょう。
都内専門で6万円以下の物件に強い不動産屋は「部屋まる。」です。
不動産屋は問い合わせや内見はもちろん無料なので、まずは気軽に問い合わせからやってみましょう。