大学生が一人暮らしを始めた時に、近くにあったらとても便利と言われているのはコンビニや飲食店だと思いますが、実は図書館も近くにあるととても便利な場所だと言われています。一人暮らしの大学生にとっては図書館は勉強をしたり時間つぶしをできる場所の中ではコスパ最強の場所といっても過言ではないでしょう。
ここでは一人暮らしをするにあたって図書館はどういう場所なのかをお伝えしていきます。
東京23区の図書館の数
図書館について考えていくにあたって、まずは東京にどれくらい図書館があるか紹介していきましょう。東京23区の公立の図書館数ランキングは以下の通りになっています。私立図書館などもあるため、図書館数全体ですと少し変わってはきますが、一番利用するのは公立図書館ですので参考になるでしょう。
東京都公立図書館ランキング(2021年)
順位 | 区 | 効率図書館数 |
---|---|---|
1 | 大田区 | 16 |
1 | 世田谷区 | 16 |
3 | 足立区 | 15 |
4 | 北区 | 14 |
5 | 杉並区 | 13 |
5 | 練馬区 | 13 |
5 | 葛飾区 | 13 |
8 | 板橋区 | 12 |
8 | 江戸川区 | 12 |
10 | 新宿区 | 11 |
10 | 品川区 | 11 |
12 | 文京区 | 10 |
12 | 江東区 | 10 |
12 | 渋谷区 | 10 |
15 | 目黒区 | 8 |
15 | 中野区 | 8 |
17 | 港区 | 7 |
17 | 豊島区 | 7 |
19 | 千代田区 | 5 |
19 | 台東区 | 5 |
19 | 荒川区 | 5 |
22 | 墨田区 | 4 |
23 | 中央区 | 3 |
大田区や世田谷区では公立だけで16もの図書館があります。全体で平均しても10程度の図書館が一つの区にあるといってよいでしょう。地方出身の方から見るとすごくたくさんの図書館があると感じるのではないでしょうか。
こちらの区ごとのランキングは、純粋な数でのランキングですので、実際は区の広さや人口を考慮して比較した方がよい場合もありますが、一つの要素としては利用できます。人口あたりでは千代田区が一番多いそうですが、そもそも千代田区は一人暮らしをする地域ではないため参考にならないかもしれません。北区や文京区は一人暮らしができる地域の中では人口あたりの図書館数が多いです。
地方の場合は市に一つの図書館しかないこともたくさんありますし、最寄りの図書館までも車でないといけない場所も多いです。東京23区であれば車でないと最寄りの図書館まで行けないというケースはほぼありませんが、電車に乗らないと行けない場所もたくさんあります。一人暮らしの物件を探す時は自転車や徒歩圏内に図書館があるかを調べてみるのもいいでしょう。
こちらのサイトでは、沿線ごとの図書館情報なども記載されていて便利ですので参考にしてみてください。
図書館が近くにあるおすすめの区は?
図書館数ランキングや、広さを考慮した図書館数、一人暮らしの住みやすさを考えると以下の区がおすすめといえるでしょう。
- 北区
- 葛飾区
- 江戸川区
- 文京区
- 豊島区
北区や葛飾区、江戸川区は都心まで少し遠いイメージがありますが、沿線によっては都心へのアクセスもよく、家賃相場もおさえながら図書館も多い街となりますのでおすすめです。
一人暮らしで図書館が近いメリットは?
図書館が近くにあるといいなとは何となく思いますが、具体的なメリットはどんなところがあるか考えてみましょう。ここではいくつか図書館が近いことのメリットを挙げていきますので、自分に当てはまる項目があれば注目してみてください。
とにかく本が無料でたくさん読める
一番最初に思いつくのは図書館の近くに住んでいたらいつでも本を無料で借りて読めるということでしょう。今の図書館は比較的最近発売された本でも貸し出しがおこなわれていますし、今図書館で取り扱っていない場合でもリクエストをおこなえば取り扱ってくれる仕組みもほとんどの図書館で用意されています。予約もWebでおこなえますので読みたい本をすぐに読むことができます。もちろん人気の書籍は予約の順番待ちとなってしまいすぐには読めないかもしれませんが、無料なので我慢しましょう。図書館の検索は
その本、図書館にあります。
などのツールを使うと便利ですね。
無料の学習スペースとして利用できる
大学生で一人暮らしをしている方は、基本的には勉強する必要があるはずです(あまりない人もいるかもしれませんが)。一人暮らしで自宅で勉強できるタイプの方はいいですが、やっぱり外で勉強する方が集中できる人の方が多いようです。コロナでテレワークが浸透してから、コワーキングスペースがかなり増えてきましたが、安くても大体1時間500円程度はかかりますし、狭いところが多いので気分があまり乗らないことも多いです。
でも図書館は広いスペースで、勉強に疲れたら本も読めますし、開放感もあるので長時間勉強しても思ったより疲れなかったりしますし、もちろん無料です。こんな素晴らしい場所は他にはありません。
光熱費をおさえることができる
現在電気代やガス代などの光熱費がどんどん上がっています。真夏や真冬に一日中自宅で過ごしていると光熱費がバカになりません。でも図書館でゆっくり一日中過ごしていれば光熱費はかからないんです。
一人暮らしをしてアルバイトをしてお金をせっかく稼いでも、光熱費がかかり過ぎたら遊びに行くお金が減ってしまいますよね。学生時代は暇な時間はたくさんあるので時間を潰さないといけないことも多いですが、そんな時に図書館を活用すれば節約にもなるんです。徒歩圏内に図書館があれば、交通費もかからず時間つぶしもできて、お金もかからない、更に本も読めて自分の成長にもつながるんです。
まとめ
一人暮らしと図書館について色々ご紹介してきました。
一人暮らしをする時に図書館が近くにあると
- 本をたくさん読んで自分のレベルを上げられる機会が増える
- すぐに暇な時間をつぶせる
- 長時間集中して勉強できるスペースを近くに持てる
- 光熱費含めて節約ができる
といったメリットがたくさんあります。とにかく図書館は費用対効果が無限大です(費用はかかりませんが)
みなさんも是非、一人暮らしをする時は、近くに図書館があるかを物件選びの基準の一つとして覚えていてくださいね。